YOASOBIの作曲方法

音楽を小説にするというコンセプトで活動している2人組の音楽ユニット「YOASOBI」は音楽で独特な世界観を表現しています。

ファーストシングル「夜に駆ける」がBillboard JAPAN 総合ソング・チャート JAPAN HOT 100 で3週連続の総合首位、YouTubeではMVが3400万回以上の再生回数となっています。

アニメ「推しの子」の主題歌である「アイドル」はBillboard JAPAN 総合ソング・チャート JAPAN HOT 100 で7週連続の総合首位、ストリーミングでは日本史上最速の5週で1億回再生、Youtubeでは35日で1億回再生を成し遂げています。

バンドボーカル出身のAyaseさんはボカロPとして活動していますが、インスタグラムでシンガーソングライターをしていたikuraさんに声をかけたのをきっかけにYOASOBIとして活動しています。

ボカロPは中高生に人気で、これが若い年齢層に支持されていることにもつながっています。

Ayaseさんは
”メロディは、何も考えていないときに思いつくことが多いですね。意気込んでPCに向かっても、良いメロディを作れたことは今まで一度もなくて。煮詰まってきて一息ついたそのときに、ふとメロディが浮かんできて、あわててPCの前に戻るというパターンが多いですね。メロディは神様がプレゼントしてくれるものだと思っています。“
と語っています。

作曲に使用する機材は珍しく、MacのPCとDAWソフトとヘッドホンのみで、キーボードも使用していないそうてす。

PC:Macbook Pro(2010)
DAWソフト:Logic Pro X
ヘッドホン:audio-technica(ATH-M40x)

当時はお金がなく機材が揃えられず、周りの人に驚かれたそうですが、お金をかけなくても頑張れば意外と音楽はつくれると思ったそうです。

逆にもっと機材の充実した環境を持っている一般の人の方が多い気がします。

もっとも、Ayaseさんは音楽のスキルも才能も群を抜いているということなんでしょうけど。

最低限の機材だけでヒット曲をつくりだせる、そういう前例をつくったということは、音楽を志す初級者の人達にとっても心強いことだと思います。

一方、ボーカルのikuraさんは、基本的にアコースティックギターを弾きながら楽曲をつくるそうです。

最近は同じようなメロディーにならないように、鼻歌などでメロディーを録音して、後からギターコードを付けるということをしているそうです。

YOASOBIではAyaseさんがつくった楽曲の音源に合わせてikuraさんが歌うという方法で、歌い方の表現を相談し合いながら進めています。

2人とも過去にピアノを習っていたそうで、そのことが楽曲制作に活かされていると口を揃えて語っています。

YOASOBIとしても、ソロとしてのAyaseさんikuraさんとしても、これから更なる活躍が期待できそうです。

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